現在、それに向けて地元の友人たちは全力で動いている。
メインの幹事は僕で、もう一人の幹事はコマハラなる男(仮名)。
僕が現在の地元の友人たちと仲良くなったのには、ある理由がある。
そしてその理由は、僕らのグループの友人が結婚相手に出会った理由に繋がっていく。
何回かに分けて、そのことについて書いていこうと思う。
なかなかにヘビーな出来事なので、言葉を一つ一つ選んで慎重に書いていきたい。
2000年も始まって少したった頃、僕は大学生だった。
当時、僕には付き合っていた彼女がいた。
その日も彼女と普通に遊び、とあるターミナル駅で別れた。
本来ならだいたい毎回、彼女の家まで送っていくのだが(彼女は一人暮らし)、
その日に限っては送ることはしなかった。
白状しよう。
なんとなく面倒くさかったのだ。
彼女を送っていくと、今度は私の終電がなくなり家まで帰れなくなる。
この日は気分的に、なんとしても家に帰りたかった理由があったと記憶している。
僕が地元の駅に到着し、家に向かって歩いていると、
彼女から電話がきた。
きっと、今日は話し足りなかったんだろうなと思い、
何の気なしに電話に出る。
・・・電話がすぐ切れる。
当時、僕が使っていた携帯はJ-Phone。彼女はDoCoMo。
ったく、DoCoMoの携帯め相変わらず電波が悪いなと思っていると、
再び彼女から電話がくる。
電話が切れる。
またかかってくる。今度は切れない。
しかし。
電話越しで彼女が泣いている。
僕が何か冷たいことでもしたかなと思い(当時も今も露骨に愛情表現を表すことは苦手だ)、
思い当たる節を考えてみる。
考えがまとまるよりも先に、彼女の様子がおかしいことに気づく。
電話越しの声は、明らかに動揺している。
僕はただならぬ予感を感じて、彼女に尋ねる。
「もしもし。何かあったの?」
彼女は、怯えきった、か細い声でそれに答える。
「帰り道で、知らない男に押し倒された・・・」

